いなべ市|情報誌「Link」2016年12月号(vol.156)
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市の水道事業は、公営企業会計で、経営に必要な経費は、水道料金などの収入でまかなう独立採算制です。給水原価(製造コスト)とは?水道水をお届けするために必要な1㎥あたりの費用供給単価(販売価格)とは?水道料金1㎥あたりの平均単価●給水原価…約142.2円(前年度約143.2円)●供給単価…約145.6円(前年度約145.7円)●給水人口… 45,843人(前年比220人減)供給単価約145.6円-給水原価約142.2円=約3.3円 水道総務課 72-2752●収益的収支水道料金などの収入や家庭に水を送るために必要な収入と支出●資本的収支水道施設の建設や改良など整備のための収入と支出 いなべ市水道事業は、「いなべ市水道ビジョン」および「いなべ市水道事業基本計画」に基づき運営しています。平成27年度は、市民へのサービスの向上と事務の効率化を図るため、上下水道料金の賦課徴収業務などを民間業者に委託し、いなべ市水道お客様センターを開設しました。また安全で良質な水道水を安定供給するため、自己水源の有効利用や水道施設の整備、改修を進めました。近年、全国的に水需要が減少する中、水道事業を取り巻く環境も厳しくなることが予想されます。そのため、引き続き経営の効率化と経費の削減に努めていきます。 安全で良質な水道水を確実にお届けするには、さまざまな経費がかかります。修繕費、電気料など施設を維持し水道水を送るための費用やこれまで施設を作るためにかかった費用の返済、さらには将来的に水道水を送り続けるため、施設の更新費用も必要になります。 経費削減や料金徴収の強化など効率的な経営を進めていますが、借入金の返済に充てるため、市から一部補助を受けています。 水道水を安定供給するため、簡易水道の統合や老朽化した機械設備の更新、施設の耐震化を計画的に進めています。平成27年度は、簡易水道を上水道に統合するため、北勢町川原地内で配水管の新設工事を行いました。また、地震に備え阿下喜配水池の耐震補強工事を行うとともに、北勢町麻生田地内で新しい水源地建設のため、機械・電気計装設備工事と場内配管工事を行いました。この施設は平成28年4月から稼動し、石榑北山配水池へ送水を行っています。水道水のコスト施設の整備経営のしくみ販売価格が製造コストを上回っています。【用語】平成27年度決算62016.12 Link2016.12 Link6
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