いなべ市|情報誌「Link」2016年11月号(vol.155)
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出や経験を持って帰ってもらおうという相互補完の目的で行われ、その成果も十分に評価されてきました。 最初は、地域の人の家に留学生だけがホームステイをしていましたが、その後、家族も一緒に迎え入れるようになり、その家族のために地域が住宅を用意しました。これまでの山村留学生は115人。地域の子どもとしてみんなで大切に育て、送り出しています。 他にも、たくさんの取り組みがあります。この地域を訪れた人は、その行事や制度に驚くとともに、自然の中での地域ぐるみの教育に感心します。 今後、学校が統合されても、教育を柱にした地域づくりは変わらず、きっと続けられていくことでしょう。 山があり、森があり、川がある…立田地区は秀でて自然環境が素晴らしいことから「秀ほつま真の里」と呼ばれています。その大自然に囲まれて行われる山村留学やホタルの人工飼育、遊学祭、山の神…。どれも立田地区で行われている子どもを中心とした地域の行事です。 立田地区の地域づくりは教育を柱に行われてきました。代表的なものは、29年前から続く山村留学制度。立田小学校の児童が少なくなったことをきっかけに地域の人が立ち上げました。 山村留学生を市外から受け入れ、地域の子どもを増やすことが地域の子どもに良い影響を与え、また、留学に来た子どもたちに学習力とともにたくさんの思い1.敬老会で人形劇を披露した「たつのこ劇団」。地域の人が講師となり練習を重ねました2.3.牧田川の川下り。学校と立田地区が行う夏休み恒例の行事4.地域の人と作る野菜づくり。なかよし農園5.紫光窯で行われる薪能に子ども達も出演6.ホタルボランティアの様子。平成6年から続くホタルの人工飼育は毎年違う研究テーマを持ち、調査し発表する。ホタルに興味を持ち児童みんながホタル博士に123456「NPO法人立田地区秀ほつま真ふるさと農園」で作っているめずらしい野菜です。 (答えは4ページ)What's this?▼ホタルボランティアの活動をする児童と見守る家族や地域の人32016.11 Link

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