いなべ市|情報誌「Link」2016年5月号(vol.149)
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2-6 【有害鳥獣の駆除】 捕獲処分されるサル・イノシシ・シカは猟期を含めると年間1,500頭に及びます。それでも、年々増加の一途をたどります。猟友会での駆除だけではなく、地域住民が自ら狩猟免許を取得し捕獲できるように、罠・檻研修を行うとともに檻製作補助金を継続し年間を通した捕獲体制を整えます。引き続き、捕獲処分の補助や職員による獣害パトロール、大型捕獲檻による駆除を行います。また、地域おこし協力隊員が直接集落に入り集落の点検や捕獲にも加わり、有害鳥獣の駆除に努めます。2-7 【上水道の災害対策】 大地震が発生したとき、配水池から各家庭に水を届ける配水管が破損し、多量の漏水や陥没箇所からの水の噴出事故が起こる可能性があります。大地震に備え、市内の9箇所の配水池に緊急遮断弁を設置し、災害時の漏水を防止します。平成28年度に設計を行い、平成29年度から平成33年度までの5年間で計画的に設置します。3 自立と支援を描く3-1 【障がい者の相談支援】 障がい者やその家族から就労や日常生活、進路などの相談を受けて、関係機関への連絡調整や障がい福祉サービスの利用をサポートしているのが「障がい者総合相談支援センターそういん」です。いなべ市と桑名市、東員町、木曽岬町の2市2町が、障がい者が住み慣れた地域で安心して暮らせるための相談支援業務を委託しています。これまで、多くの相談業務を通して障がい者の自立を支援し、地域で暮らせる体制づくりを進めてきました。 しかし、年々支援を必要とする障がい者が増え、ニーズも多様化していることから、十分な対応ができなくなりました。そこで、平成28年度から新たに民間から3つの相談支援事業所を募集し、運営委託します。障がい者総合相談支援センターそういんは、基幹相談支援センターとして新たに設置する3つの事業所を統括し、困難事例への対応や専門性の高いケースの相談業務を担います。誰もが安心して暮らせるように相談支援体制の拡充を図ります。3-2 【障がい者総合支援センター】 地域で働くことに挑戦しよう。地域社会で自立した生活を送ろう。これは、障がい者や彼らを支える人たちの夢と希望です。障がい者の就労や自立を支えるために、老朽化で使用できなくなった北勢体育館を解体し、障がい者の就労や生活訓練を行う「障がい者総合支援センター」を建築します。就労継続支援事業所である北勢町のたんぽぽ作業所と藤原町のふじわら作業所は、この新しい施設に活動の場を移します。1階は作業場や生活介護活動室、食堂、医務室など、2階には障がい者の生活訓練室、機能訓練室のほかに地域の方への開放スペースにもなる多目的ホールなどの広い空間を確保し、多障がい者総合支援センター(イメージ図)三重県知事賞 川尻聖来さん(東藤原小6年)いなべ市長賞 舘梨和菜さん(笠間小2年)62016.5 Link
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