いなべ市|情報誌「Link」2016年5月号(vol.149)
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平成28年度施政方針移住相談窓口 名古屋から家族で藤原町に移住した寺園風さん、自然農法で育てたこだわりの野菜を都市住民へ届け、将来は食卓全部を自然農法の仲間でそろえたいと意気込んでいます。丸太からリアリティ溢れる動物を彫刻で生み出すアーティスト・はしもとみおさんも名古屋から北勢町に移り住んだ一人です。金属造形のアーティスト・柴田望さんは常滑市から員弁町に。近年、生活の拠点を大都市からいなべ市に移し、活躍する若者が増えています。この流れを加速し、多くの方にいなべ暮らしのイメージを描いていただけるよう、市役所内に移住相談窓口を設置し、空き家の活用を含めた移住相談を始めます。いなべブランド いなべ市情報誌Linkが平成27年度三重県広報コンクールにおいて4部門中3部門で特選に選ばれ1位をほぼ独占しました。また、県下で初めて、県教委の指導の下、タブレット端末を利用した高度ICT授業を十社小学校で始めます。証明書のコンビニ交付も県下で最も早く取り組み、マイナンバーカードの交付により利便性が更に高まっています。発達に支援が必要なこどもを継続的に支援するチャイルドサポート事業は国のモデル地域に指定され高い評価を受けています。農地の利用集積において、中間管理事業を利用して集約を行った取り組みが先進モデルとして農林水産省から表彰を受けました。 このように、いなべ市は行政サービスの質の向上に力を入れ、中でも全国的に高い評価を受けている事業を「いなべブランド」として発信し、関係する皆さんの士気の高揚につなげています。今年度も「日本一になろう!」を合言葉に、いなべブランドの創出に努めます。いなべの魅力の発信 昨年夏、四日市大学の学生4人が三重県最北端の鼎の民家を借りて合宿し、地域の人と共に地域活性化の可能性を探りました。シカ肉のジビエウインナー作り、そば打ち体験、茶葉を摘んでの紅茶作り、地元の人が先生となり若い学生の目線で体験型の旅行商品を企画する試みです。また、京都産業大学の学生による空き家の調査と活用の提言も行われ、若者に魅力ある地域づくりを大学と提携し、学生と地域の人が交流することから始めています。 また、アウトドアの専門メーカー・モンベルと提携し、いなべの魅力を全国60万人の会員に発信するとともに、専門誌ランドネと提携した山ガールのイベント、国際自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン」を昨年に引き続き開催し、いなべの魅力の具体像を描き全国に発信します。いなべ市長 日沖 靖昨年10月31日・11月1日に行われた日本のまんなか♥いなべ山女子フェスタ大賞 松岡実咲さん(阿下喜小5年)22016.5 Link
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