いなべ市|情報誌「Link」2016年3月号(vol.147)
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 なぜ、今、新庁舎が必要なのですか?現在の4つの庁舎は建設されて30年から40年経過して老朽化していますが、今直ぐに建て替える必要はありません。しかし、この先、20年の間には必ず建て替えか、大規模改修が必要です。一般的に庁舎の建て替えには国からの財政支援はありません。唯一、合併した市町村に与えられる特例、合併特例債があります。この特例を利用しますと約1/3の自己負担で建設が可能です。その期限が平成30年度に迫っています。そこで、期限内に新庁舎を建設し、今の庁舎を図書館や福祉の事務所として利用し、更に古い郷土資料館や旧幼稚園などを廃棄することによって、全体として効率的な運営を目指すものです。 また、新たなに保健センターを建設することにより、プライバシーに配慮した健診や障がい児の療育を始めたいと考えます。更に、農業後継者を育成する農業のビジネススクールを誘致し、この地に合った栽培方法だけでなく、加工や販売もサポートし、農を志す若き就農者が集う庁舎を目指します。また、地方創生事業として、庁舎に隣接する森に大都市でも屈指のシェフやパティシエを誘致し、いなべの食材に新たな魅力を、いなべの若者に新たな夢をもたらし、大都市からの誘客と移住の拠点にしたいと考えます。市長コラム▲耕作放棄地を活用したマイファーム(農業ビジネススクール)の取り組みいなべの食材に新たな魅力を、     いなべの若者に新たな夢をいなべ市長 日沖 靖~選ばれるまちを目指して~ 新庁舎建設課  74-5837 本市でも、若者の人口減少が課題となっています。 市が行ったアンケート調査では、いなべ市が将来どのようなまちになってほしいと思いますかの問に、多く人が「若者にとって魅力的なまち」と回答しています。 地方創生の風を好機と捉え、市の強みを活かして、新たな価値を創造し、大都市からいなべ市へ人の流れを変え、人口減少に歯止めをかける必要があります。 そのために、若者が交流・移住先として選び、起業できるようなまちを目指します。 1月13、14、15、18日、市内4か所で新庁舎建設説明会を開催し、計193人の市民が参加しました。説明では、新庁舎のコンセプトや施設配置、財政計画などについて話しました。 参加者からはたくさんの質問が挙げられ、新庁舎建設に向けての理解を深めていました。大安会場の様子▶≪新庁舎建設説明会 開催≫52016.3 Link

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