いなべ市|情報誌「Link」2015年12月号(vol.144)
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 いなべ市水道事業は、「いなべ市水道ビジョン」および「いなべ市水道事業基本計画」に基づき、中期的な計画を視野に入れて運営しています。平成26年度は、将来にわたり市民の皆さまに安全で良質な水道水を安定的に供給するため、自己水源の有効利用や水道諸施設の整備、改修を進めました。近年、全国的に水需要が減少する中、市水道事業を取り巻く環境も厳しくなることが予想されるので、引き続き経営の効率化と経費の削減に努めていきます。 市の水道事業会計は、地方公営企業会計(市の他の会計とは別)で、経営に必要な経費は、水道料金などの収入でまかなう独立採算を原則としています。給水原価(製造コスト)…水道水をお届けするのに必要な1m3あたりの費用供給単価(販売価格)…水道料金1m3あたりの平均単価 安全で良質な水道水を確実にお届けするには、さまざまな経費がかかります。修繕費、電気料など施設を維持し水道水を送るための費用や、これまでに施設を作るためにかかった費用の返済、さらには将来的に水道水を送り続けるため、施設の更新費用も必要になります。 経費の削減や料金収納の強化など効率的な経営を進めていますが、借入金の返済に充てるため、市の一般会計から補てんを受けています。●給水原価…約143.2円(前年度約143.3円)●供給単価…約145.7円(前年度約146.2円)●給水人口… 46,063人(前年比59人減)供給単価約145.7円-給水原価約143.2円=約2.5円販売価格が製造コストを上回っています。水道総務課  72-2752 水道事業の   決算報告                              水道水のコスト経営のしくみ 水道水を安定的に供給するため、簡易水道の統合、老朽化した機械設備の更新、施設の耐震化を計画的に進めています。平成26年度は簡易水道を上水道に統合するため、北勢町川原地内で送水管の新設工事を行い、平成27年4月から給水を開始しました。 また、大安町、員弁町地内の老朽化したポンプ施設などの更新を行うとともに、北勢町麻生田地内に新しい水源地を建設するため、電気・ポンプ室の築造と送水管の布設工事を行いました。平成28年4月の送水開始に向けて作業を進めます。施設の整備◆収益的収支水道料金などの収入や家庭に水を送るために必要なお金◆資本的収支水道施設の建設や改良など整備のためのお金102015.12 Link

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