いなべ市|情報誌「Link」2015年11月号(vol.143)
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自分たちのスタイルをカタチに 今回、取材したみなさんは、それぞれが自分の選んだ道で工夫や失敗を重ねながら活路を見い出し、新しく切り開いています。 今、挑戦は始まったばかり。   「大変でも楽しく」「農業の面白さを知ってほしい」「みんなと一緒にやっていきたい」「やりがいは言い尽くせない」という思いは共通。 汗を拭きながらみせる屈託ない笑顔には、限りない可能性が秘められていました。新規就農者応援します  市では、新しく農業を始めたい方の相談を受け付けるなど支援しています。ご連絡お待ちしています。 農林振興課 46-6306 女性が農業をすることについて「女性にとっては厳しい仕事だけど、女性の就農者が増えることにとても期待しています」と話す。 「茉莉子さんがリーダー的な憧れの存在になっているのでは?」と問うと、驚いた感じで返答があった。「とんでもない!まだまだそこまで達してないけど、いつかそうなれるようにがんばっていきたいですね」 ザルを使い2分ほど流水で米を洗います。最近の精米機は優秀だから、しっかり洗わなくても大丈夫。お米を傷つけないように洗うとふっくらおいしいお米が炊けるそうです。茉莉子さん流おいしいお米の炊き方 私の生家は農具店。農家の苦労と農業へのロマンを聞きながら育ちました。あの時代は食料増産、米価は高値で安定し、農家は生産意欲に満ち溢れていました。しかし、今は輸入品と獣害で、圃場を維持することさえ難しく、各地で後継者が問題となっています。その様な中、新たに農業を志す若者が増えてきていることを嬉しく思います。それも消費者の嗜好を的確に捉え、「ただ安ければ良い」という発想から、本物志向で勝負しています。農薬や化学肥料漬けで見た目だけが綺麗な食品とは違い、安全・安心は当たり前、さらに、この地ならではの付加価値や物語性を付け加え、持続可能な価格で顧客の心をつかんでいます。 今、市はいなべの農や食、自然や風土を名古屋市場に売り込んでいます。興味を持たれた方がいなべの顧客となり、この地を訪れ、新たな就農者が生まれることを期待しています。今年5月にお披露目会が行われた「いなべの茶っぷりん」。いなべの茶を使ったプリンが市内外あわせて約20店舗の飲食店で発売されており話題に農具店に生まれていなべ市長 日沖 靖市長コラム72015.11 Link72015.11 Link

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