いなべ市|情報誌「Link」2015年11月号(vol.143)
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伊藤 祐太さん32歳自分が農業を営むことで、       地域を守ることにつなげたい若き就農者の挑戦まだまだ伸び盛り!まんぼと源太川の水が流れる田んぼ脇の水路▶ 現在、大安町片樋で農業を営む伊藤祐太さん。大学4年生で就職活動をしていたとき、津市にある農業法人の求人を見つけ就職。故郷のいなべを離れ、5年間、サラリーマンとして就農していた。 ある時、地元片樋の農家組合の組合長から、組合員の高齢化が進んでいるため、「片樋に帰って田んぼをやってくれへんか」と相談を受けた。 1年かけて地元の寄り合いに参加するなど準備を重ね、「自分一人でも、やっていけそうやぞ!」と見通しをつけて帰って来てから4年が経つ。現在、一人で農業を営み、地域の田畑を預かっているため農業法人に勤務していた時より、ずっと緊張感を持って仕事をしているという。今では片樋の数十件から田んぼを預かり、減反の田んぼを利用して、キャベツ、白菜などにも挑戦して出荷するまでになった。 「市内には農業をする若者が比較的多い。俺らがもっとがんばっていけば、農業がガーっと盛り上がる空気もできてくる」と話す言葉には力がこもる。米、小麦、大豆里芋、キャベツ    ほか特集作っています22015.11 Link

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