いなべ市|情報誌「Link」2015年10月号(vol.142)
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彫るというより、木から動物を抜き出す感覚▲「本物の動物かな?」と見間違いそうな作品ばかり。どれもかわいいから、つい撫でたくなります▲愛犬のツキくん(上の黒い柴犬。彫刻でなく本物の犬です)もモデルとなって、ハイ、ポーズ▲ズラリと並んだ彫刻の道具。はしもとさんは、この量感のある数多くの道具を軽やかに使いこなしていきます◀丸太から適度な大きさに切り取った木材。ここから作品が生まれます▲チェーンソーで粗取りされたイグアナの作品。これで2、3割の完成度だということです◀▲そしてイメージを頼りに彫り上げていきます 驚くのは、その創作方法。はしもとさんは彫る際に設計図を作ったり、長さを計測したりしません。実際に動物を見てスケッチし、その後、頭の中のイメージを頼りに彫り進めます。「彫る、というよりは、木の中にいる動物を抜き取っているような感覚がありますね」と本人は言います。イメージを何よりも優先させるから、作品はどれもリアルなのかもしれません。 また、はしもとさんは自ら制作するばかりでなく、多くの人に芸術に親しんでもらおうと、ワークショップを通じて創る喜びを広めています。お子さんや若い人たちばかりでなく、ご年配の人たちもぜひ参加していただいて、趣味として楽しんでいただけたら嬉しい、とのことです。図書館まつり ・はしもとみお作品展示 11月18日(水)~23日(祝・月) ・はしもとみおワークショップ(スケッチ) 11月23日(祝・月) 13:00~、15:00~ 2回●時間 10:00~17:00●場所 藤原文化センター●参加料 無料 北勢図書館 72-2200はしもと みおさんのイベントのお知らせ32015.10 Link
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