いなべ市|情報誌「Link」2015年8月号(vol.140)
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92015.8 Link 5月30日(土)、藤原薬師山 紫光窯(藤原町古田)の登り窯の火入れに合わせて薪能が行われました。 これは、古田の森を伝統文化の発信地にしようと、紫光窯と紫の会が毎年開催しています。 最初に立田の子どもたちによる能が披露された後、古田の歴史を題材にして作られた創作能「織部」の台本を会場のみんなで謡いました。続いて、重要無形文化財 シテ方喜多流職分 長田驍さんが鬼女を演じる古典の曲目「鉄かなわ輪」を披露。森を抜ける風が心地よい会場で、集まった約300人は幽玄な世界に魅了されました。 紫の会代表 三輪了啓さんは「伝統芸能を守っていきたいという思いで開催しています。今日は演者と観客が一体になっていることに感動しました」と話しました。4紫光窯の薪能1.日高舞さん(立田小4年)2.会場は満員に3.長田氏演じる鬼女4.演技後、ほっとした様子の子どもたち3421デンソーの海外支援すすって幸せ!うどん祭り 5月23日(土)、㈱デンソー大安製作所で、社員の有志によるボランティア団体「デンソーハートフルクラブ」が、海外支援用の衣料回収活動を実施しました。今年17回目を迎えるこの活動は、地域の人から衣料などを集めて、アジアやアフリカなどの人たちに寄贈するために行われています。 この日集まった衣料は段ボール484箱。輸送費に使われる寄付金も594,024円集まりました。50人のスタッフは多くの衣料を手際よく整理しながら、温かい気持ちも一緒に詰め込んでいました。 ツルっとおいしい伝統行事「うどん祭り」が6月14日(日)、北勢町大辻新田で行われました。うどん祭りは神にうどんをお供えし、感謝する気持ちを分かち合おうと毎年開かれているもので、この日は、大辻神社で厳かに神事が行われた後、山郷小学校体育館に会場を移してうどんの会食やビンゴゲーム、景品が当たる抽選会などを実施。この日のために用意されたうどんはナント、約400食!しかも、環境に優しく誰もがどんぶりと箸を持参するのが、とてもユニークです。訪れた人たちは冷製のうどんを会場で勢いよくすすらせると、「おいしい」とほほ笑み合っていました。21341.デンソー女子陸上部 光延友希選手が部を代表して募金2.車で運び込まれる衣料をハートフルクラブのスタッフが運び出す3.多くの衣類を丁寧にたたみ直し段ボールに詰めていく4.山のように積まれた段ボール箱1.おいしいね!2.神事ではうどんがお供えされています3.会場で配られた冷製うどん4.どんぶりと箸を持参し、大行列が!1234
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