いなべ市|情報誌「Link」2015年8月号(vol.140)
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   七十年目の慰霊祭 敬さんは丹生川小学校で戦争の語り部として活動しています。中学生くらいの子どもが竹やりで戦う訓練をしたこと、丹生川小学校の校庭でサツマイモを栽培したこと、六石高原に爆弾が落ちたことなど身近な場所での話を聞いて児童は驚いた様子でした。 「員弁地区(いなべ市、東員町)で500人以上の子どもが戦争で父親を亡くしました。戦争で戦った人がいなべにもいたことを忘れないで欲しい。平和な世の中を作ってください」と語りました。1.長く住み慣れた土地をいよいよ出ていく兵士を村民が見送る。丹生川駅で車窓から撮影2.出征の時。丹生川小学校にて。左から3番目が敬三さん3.敬さんの従兄 近藤腆さんが書いた戦闘機の絵。特攻隊で亡くなった後に敬さんの自宅に届いた1.巫女の舞2.冥福を祈り手を合わせる遺族3.参列者を前に神事が行われた 5月3日(日)、麻生田野の戦没者記念碑前にて員弁地区戦没者慰霊祭が行われました。毎年、5月3日と終戦日の8月15日に慰霊祭は行われています。 戦後70年の節目を迎え、約280人の遺族が紙しで垂をサカキの木にかける掛け玉串を行い冥福を祈りました。麻生田野の記念碑は、いなべ市と東員町出身の2024柱の戦没者が祀られています。12312332015.8 Link

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