いなべ市|情報誌「Link」2015年5月号(vol.137)
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82015.5 Link内の全ての配水池が耐震基準を満たし、安定した水を届ける基幹施設として整います。5 未来を育む 5-1 <子育てサポーター訪問支援> いなべ市は全国に先駆け福祉と教育の各部門が連携し、途切れのない子育て支援体制を築き上げてきました。こんにちは赤ちゃん訪問、ブックスタート、出前広場などの各種事業を総称し「チャイルドサポート」と呼んでいます。 しかし、いなべ市でも少子化や核家族化が進み、血縁や地縁の支援が受けられない家庭が増えています。不安を抱えながら子育てをするお母さんや、周りと交流が少ない家庭に対しては、よりきめ細やかな対応が必要です。そこで、いなべ市では新たに要支援家庭対策として、子育てサポーターによる訪問支援「子育て支援隊」事業を始めます。支援が必要な家庭を支援員が訪問し、家事や学習などの子育てに関するサポートを実施するものです。昨年12月から始めた妊婦・出産電話相談事業と合わせて、安心して子どもを産み育てられる支援体制を充実します。5-2 <ほくせい保育園の建設> 少子化が進む中、安心して子どもを育てられる環境の整備は、いなべ市においても重要な課題です。これまで、老朽化した保育園の建替えや放課後の学童の居場所である放課後児童クラブの建設など、国や県の補助金を有効活用し優先的に取組んできました。平成27年度は阿下喜保育所と十社保育所を統合して新設する「ほくせい保育園」の建設を進めます。開園は平成28年3月を予定しています。5-3 <小中一貫の新しい学校づくり> 三重県初の小中一貫校が平成29年4月に開校します。藤原町内の5つの小学校を統合して、藤原中学校と施設一体型の一貫校として進めます。平成27年度から中学校の校舎西側の中庭に小学校の建築を始めます。小学校と中学校は連絡通路でつながり、中学校が利用している体育館や特別教室などを共有して施設の有効利用を図ります。具体的な運営方法については地域の代表、保護者の代表、学校関係者で構成する小学校開校準備協議会を設立して協議が進められています。また、小中一貫教育を市内のすべての小中学校でも実施します。藤原の小学校と中学校は「施設一体型」として実施し、他校は「施設分離型」として進めます。 いなべ市の新しい学校づくりは4つの柱、義務教育9年間を見通した連続性と一貫性のある教育、地域に根ざした特色ある学校づくり、小中学校の教職員の連携、中学校区を単位とした地域や保護者の連携を基本に進めます。次代を担う子どもたちのために、学校、家庭、地域が一体となった教育の実現に向けて取組みます。5-4 <校舎の建替えと大規模改修> 老朽化した校舎の建替えと大規模改修を実施します。学校施設は、児童生徒の学習活動の場、生活の場として常に安全、安心で快適な環境が必要です。平成27年度は建築後40年以上経過し老朽化した笠間小学校の校舎と体育館の建替えの設計を行い、30年4月藤原小学校完成予定図(イメージ)ほくせい保育園完成予定図(イメージ)
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