いなべ市|情報誌「Link」2015年5月号(vol.137)
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62015.5 Linkを活かし、森の中に庁舎や市民活動の拠点、観光客をいなべの自然や食文化に誘う魅力あるショップも計画します。さらに、歴史を感じさせる阿下喜の古い街並みを新庁舎につなげ、街全体を観光資源として再生します。3-2 <広がる幹線道路網> 東海環状自動車道は平成32年度の全線開通を目指して整備が進められ、27年度には東員インターチェンジが、30年度には大安インターチェンジが完成予定です。高速道路の整備は産業や観光の流れを大きく変えます。国や県との連携を強化し早期開通に努めます。 市道も国の社会資本整備総合交付金を活用して幹線道路の整備事業を進めます。まず、トヨタ車体㈱と国道421号を結ぶ市道笠田新田坂東新田線、全長1,850mのうち、平成27年度は260mの工事を進めます。すでに750mは供用開始され、平成29年度に全線開通を予定しています。国道421号から御薗グラウンド(旧員弁高校)北側への進入道路である市道笠田新田中央線、全長420mのうち140mを国の交付金事業で実施します。御薗グラウンド南側への進入道路である市道楚原中央線、全長500mのうち110mを市単独事業で工事を実施します。 また、丹生川久下の国道365号から青川右岸に沿って、丹生川上の旧国道306号までの市道丹生川久下2区119号線、全長1,300mの工事に着手します。平成27年度の工事区間は350mで、29年度に完成予定です。青川峡キャンピングパークへのアクセス道路として、また大型トレーラの通学路への侵入を回避する役割も果たします。3-3 <生活道路・河川の整備> 笠間保育園と三岐鉄道三岐線大安駅を鉄道沿いに結ぶ市道江丸線は幅員が狭く、対向の待ち合いが必要なことから通勤や保育の送迎に支障を来たしています。通学路でもあり、全長820mの拡幅工事を進めます。平成27年度は用地の確保、28年度に工事を実施する予定です。 また、頻発する豪雨により河川内には堆積土砂が溢れ、災害の危険が増しています。県が管理する河川の浚渫は県に強く要望しますが、市が管理する河川は浚渫工事を実施し、地域の要望に応じた河川の適切な管理に努めます。3-4 <福祉バスのルート見直し> 福祉バスの「大安ルート」を大きく見直し、梅戸井線、三里丹生川線、石榑線、全ての路線は、イオン大安店やオークワいなべ店をまわり、乗り継ぎなしでいなべ総合病院へ行く往復便とします。また、運行管理を三岐鉄道に委託し、安全運行に努めます。「藤原ルート」ではマックスバリュ北勢店の西に新しく停留所を設置し、買い物の利便性を高めます。3-5 <いなべ公園の拡張整備> 多くの市民に親しまれているいなべ公園ですが、員弁大池を周回できる散策道はありません。池の畔を周回できれば公園の利用は大きく変わります。また、員弁大池の北側から西側には過去に土地開発公社で買取った森林が6ha あり、残り2haの地権者の協力を得ながら、この森に遊歩道や休憩所を設置して、全体面積30haの市民の憩いの場、ウォーキングなど健康づくりの場として充実した公園に整備します。さて、平成26年度のいなべ市民1人当たりの都市公園面積は5.4㎡。全国平均の10.0㎡、三重県平均の9.8㎡と比較して低い状況です。今回の拡張面積を含めても8.9㎡と国が定める整備目標値の10㎡以上には届きません。まちの豊かさの象徴でもある都市公園を今後も積極的に整備します。3-6 <遊休市有地の有効活用> 遊休市有地を太陽光発電所として有建設が進む東海環状自動車道
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