いなべ市|情報誌「Link」2015年5月号(vol.137)
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142015.5 Link平成27年度 当初予算皆さんから【市税】81億円国からの配分【地方交付税】27億円貯金や他会計から【繰入金】35億円借金【市債】39億円いなべ市で一番大きくお金が出入りする一般会計。総額は234億4千万円で、昨年度より10億円(4.0%)の増額となっており、予算規模としては過去最大です。【市税内訳】市民税(個人)23.0億円市民税(法人)12.0億円固定資産税42.0億円市たばこ税3.0億円軽自動車税1.2億円国から【国庫支出金】20億円【その他】32億円一般財源歳入2015歳入は市税などの「自主財源」と、国や県などに頼った「依存財源」に分けられ、自主財源の割合が高いほど財政状況は安定しているといえます。自主財源は全体の53.0%で、その大半を占める市税が1.7%の増です。一方、依存財源では、地方交付税が30.8%の減、道路↗ ↗整備事業や小中学校大規模改修などの普通建設事業の増に伴い、国庫支出金が15.9%増、市債が48.4%の増となりました。依存財源は全体の47.0%を占めています。今後、地方交付税が段階的に減額され、平成31年度には12億円まで減少する見込みであり、厳しい財政状況が予測されます。市税81億円と7年ぶりに80億円を回復する見込みです。法人市民税はリーマンショック以前の水準の12億円に回復すると見込みました。固定資産税は、評価替えによる減少を見込み1億円の減としました。軽自動車税、市たばこ税は昨年度並みです。市債前年度より13億円多い39億円を計上しました。庁舎建設や、保育園、小中学校整備など新市建設計画に基づくまちづくりを進めていきます。繰入金前年度より1億円多い35億円を計上しました。庁舎建設基金や市債管理基金、財政調整基金などの繰入金になります。地方交付税前年度より12億円少ない27億円を計上しました。合併特例措置※が、平成30年度まで段階的に縮減されます。国庫支出金前年度より3億円多い20億円を計上しました。国庫補助金を活用した小中学校整備や道路整備を進めていきます。歳入予算234億円※合併特例措置合併後10年間は旧4町の交付税額を個別に算定した合算額(個別算定)と合併後の市の交付税額(一本算定)とを比較し、多い方の額を交付税額とする。
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