いなべ市|情報誌「Link」2015年5月号(vol.137)
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102015.5 Linkは、需要を踏まえて施設の統廃合を計画的に進めます。6 賑わい(にぎわい)から生業(なりわい)を創る  6-1 <シティー・プロモーション> 選ばれる自治体を目指してまちの魅力を発信し「いなべ」を売り込みます。5月19日、「ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)」をいなべ市で開催します。TOJは世界最高峰の自転車競技「ツール・ド・フランス」の日本版と言われ、海外メディアも注目する世界的な大会です。この一大イベントを成功させるべく全力で取組んで参ります。市民の皆様のご支援とご協力をよろしくお願いいたします。 花の百名山藤原岳、滝巡りの宇賀渓・竜ヶ岳、西日本一の青川峡キャンピングパークなど、アウトドア好きにとっては最高のフィールドである「いなべ」を強く発信していきます。平成27年度は「日本のまんなか全国山女子フェスタ」を開催し、若者が集う魅力あるアウトドアのまち「いなべ」のイメージの定着を図ります。また、いなべ市応援隊「いなサポ」を全国から募集し、いなべ市の魅力を広く発信してもらいます。これらの取組を通して「いなべ」の認知度を更に向上させ、交流や定住につながる、選ばれるまち「いなべ」を目指します。6-2 <農地の集積> 進む高齢化と拡大する耕作放棄地。農地の利用集積が全国的に大きな課題です。いなべ市は平成18年度から「営農支援センター」を立ち上げ、集落営農を中心とした担い手の育成、農産物のブランド化などの事業を展開してきました。その結果、集落営農の組織率は88%と県内市町平均が21%でしかない中、群を抜いて1位を誇り、平成26年からスタートした農地中間管理事業でも下笠田地区が県内第1号としてモデル地区に指定され、農地の集積が進められています。平成27年2月にイオンアグリ創造㈱が梅戸と南金井の畑8haに進出したように、集約された農地であれば地元の集落営農だけではなく、農業法人の誘致ができ、若者の新規就農の可能性が大きくなります。平成27年度も集落営農など農地の集積に取組むとともに、農業にチャレンジする人を支援する青年新規就農者事業も引き続き進めます。6-3 <森と緑の基金事業> 平成26年4月からスタートした「みえ森と緑の県民税」。納められた税金は、基金に積み立てられ、各市町が災害に強い森林づくりや森林環境教育など、森林を支える社会づくりのために活用することができます。いなべ市は間伐材を活用した箸を作り、中学校の卒業記念品として贈る「森の命の橋渡し事業」に取組みます。間伐材の搬出から一次加工までを市内の県認定事業者に委託し、大安中学校テクニカルボランティア部が箸を製造、いなべ市障害者活動支援センターが箸袋を作ります。さまざまな人の手を経て仕上げられた“お箸”を通して、森林が暮らしに身近な存在となるような“橋渡し”ができればと思います。その他、倒木や土砂流失などで崩壊の危険が高い立木の除去などに活用し、洪水や崖崩れに強い森林環境づくりに努めます。6-4 <賑わいある街づくり> 昨年10月に開催された「阿下喜秋◀ツアー・オブ・ジャパン 5月に開催予定イオンモール東員で行われたいなべ市フェア

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