いなべ市|情報誌「Link」2015年4月号(vol.136)
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72015.4 Link7 清水ご夫妻から、今後禁煙にチャレンジする方やサポートする方へ向けて、禁煙成功の秘訣を教えていただきました。 今回は受動喫煙や禁煙について特集しました。他にもまだまだ一般には知られていない情報がたくさんあります。タバコの煙が他人に与える影響や自分に与える影響をよく知った上で、今後のタバコとの付き合い方を考えてみては。 互いを思いやることが、共に「煙から逃げられる」方法なのかもしれません。Message禁煙にチャレンジする方へ 「できるかなぁ」と思っている人には難しいです。まずは「やめる!」という強い気持ちを持つこと。 禁煙は、失恋と同じように「時間」が解決してくれます。常に目的を頭の中に置いて、1日1日が過ぎていくのをひたすら我慢しましょう。我慢できない場合は、禁煙に成功した人から話を聞いたり、ガムやスルメを食べたりして、自分を励ますことが大事です。 私もできました。きっとあなたにもできます!禁煙をサポートする方へ 主人は今でも「1本お化けが来た」といいますが、5分もすれば居なくなるそうです。吸わなければ吸いたい気持ちは減っていくので、変化していることを教えてあげるだけでも十分なサポートになると思います。《特集》 煙からは逃げられない? 終健康に御用心いなべ市長 日沖 靖 私の父は愛煙家。「ゴールデンバット」に「しんせい」の小袋が家のあちこちに点在し、晩酌の後には刻みタバコを煙管(きせる)に詰めて火鉢の炭火で一服するのが常でした。お蔭で私の兄弟3人は幼い頃からタバコの煙の下で育ち、父の記憶はタバコの香りです。しかし、タバコが身近な家庭環境にありながら、父以外に家族では誰もタバコを吸いません。そんな父が65歳の時、大動脈瘤(りゅう)で倒れ、私は実家に戻ることになりました。タバコが動脈硬化を早めたのは疑う余地はありません。 ところで、タバコ税の税収入は2.1兆円。しかし、タバコが原因による医療費の超過分は1.7兆円、加えて社会的損失は7兆円とも言われています。最近の生命保険は喫煙者の料率が割高になっています。健康保険の料金も喫煙の有無で変わる日が近いような気がします。愛煙家の皆さん、くれぐれも健康に御用心ください。▲煙管と煙草盆(いなべ市郷土資料館所蔵)市長コラム
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