いなべ市|情報誌「Link」2015年4月号(vol.136)
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62015.4 Link1日40本。 禁煙して4年目の清水健司さん。禁煙には何度か挑戦したことがありましたが、1日我慢できれば良いほうだったといいます。そんな清水さんが決意を固めたきっかけは有美さんの妊娠。ご自身が喘息だったこともあり、子どもにはつらい思いをさせたくないと、自らの意思で禁煙外来へ足を運びました。禁煙は難しい? 受動喫煙を防ぐ方法は喫煙時のルール・マナーの改善だけではありません。もちろん、禁煙も含まれます。 禁煙外来や禁煙グッズなど、禁煙するための手段はたくさんありますが、なかなかやめられないのがタバコ。そこで、禁煙成功の秘訣を探るため取材に行きました。禁煙を乗り越えて!!清水健司さん いなべ総合病院の禁煙外来を受診したという清水さん。禁煙中のつらさや工夫などを教えてもらいました。▲自慢の賞状をもつ清水健司さん。息子佑紀くんを想い、禁煙を決意▲おやつを用意するなど、さり気ないサポートで夫を支えた清水有美さんInterview潔くやめる。 清水さんは「決意した日から1本も吸ってない」と話します。もちろん初めはイライラしたそ1人では無理だった。 「禁煙している人の気持ちは元喫煙者がよくわかるはず」と考えた清水さんは、まず禁煙に成功した人を探しました。水野先生もその1人。「親身になって話してくれたし、何より禁煙成功の経験がある元喫煙者だからこそ信じることができました」。 清水さんの努力を傍でサポートしていた有美さん。つらそうな清水さんを見て「そんなに大変なら禁煙をやめたら?」と心配したこともあったそうですが、家族のために頑張る夫の姿を見て、「私も苦手なことをがんばろう」とお弁当作りを始めました。清水さんは「となりで見てくれていたことがうれしかった」と照れながら話しました。強敵!! 1本お化け!! いまだに吸いたくなるという清水さん。そんな時は、先生から頂いた賞状を見ます。「以前のつらかったことを思い出すと乗り切ることができます。これからの人生、家族のことを思うとやめるのが当然です」と家族を想う父として力強く話されました。うですが、時が経つにつれ徐々に「吸いたい」という衝動に駆られなくなり、自信や楽しみに変わっていきました。

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