いなべ市|情報誌「Link」2015年3月号(vol.135)
4/20
42015.3 Link主な活動特集災害時の活動 火災や大規模な災害の発生時に、地域住民の生命や財産を守るため、消防団は様々な所で活躍しています。阪神・淡路大震災では、日ごろの地域に密着した活動の経験を活かし、効果的な消火活動や救援活動が実施されました。 勤務時間中の火災などの災害出動については、団員の勤務先での理解も必要であることから、市としても様々な方法で呼びかけを行っています。 近年、火災などの災害時の出動については勤務扱いとするなど、サラリーマン団員の消防団活動について積極的に協力している事業所も増えてきました。平常時の活動 多様化する災害や救急、火災予防活動に適切に対応するためには、消防団員の知識習得と技術向上が不可欠です。そのため、消防団員は日ごろから訓練に励んでいます。 団員の訓練や予防・広報活動などの消防団活動は休日を中心に行い、サラリーマン団員が参加しやすい体制作りをしています。1.行方不明者や遭難者の捜索にも力を発揮 2.消防署と連携し消火活動にあたる 3.定期的に大災害に備えた訓練を実施 4.地域の防災訓練での指導や啓発活動なども行っている1.4.厳しい訓練を乗り越えた団員は皆堂々としている 2.火点目掛けて正確な放水 3.0.01秒を競う世界。無駄な動きは許されない 5.多くの人に支えられた半年。団員は固い絆で結ばれる操法大会 消防操法とは、消防ポンプを使って消火活動を行うための操作の手順で、給水から、火点への放水、撤収までの一連の手順です。 消防操法大会は、日頃の消防操法技術を競い合う大会で、「消防の甲子園」とも呼ばれ、2年に1度、市内のいずれかの分団が県大会へ出場しています。 出場する団員は、半年以上前から準備を開始。厳しい訓練の末、身につけた技術の全てを大勢の前で披露します。
元のページ