いなべ市|平成26年度 施政方針
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72014.5 Link針を打ち出しました。しかし、赤字体質のまま移管することはできないとして、医療費負担や保険料負担の適正化により、赤字補填である法定外繰出金の解消を求めています。このため、いなべ市は一人あたりの保険料を3%引き上げ、県単位の広域化に向けて準備を進めます。1-7 【証明書のコンビニ交付】 市役所に行かなくても住民票の写しや印鑑登録証明書などが、最寄りのコンビニで取得できる「コンビニ交付」サービス。いよいよ4月1日から始まりました。 朝6時30分から夜11時まで、全国のセブン‐イレブン、ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクスに設置されている多機能端末でご利用いただけます。交付手数料は住民票の写しや印鑑登録証明書の場合、市役所窓口の300円に対して半額の150円。利用にあたってはコンビニ交付の登録を受けた住民基本台帳カードが必要です。発行手続きは、北勢庁舎市民課、各庁舎総合窓口課にて無料で行っています。コンビニ交付で、各種証明書の入手がより便利になりました。2 都市づくりの容かたち2-1 【成長力を高める幹線道路】 三重県の端ではなく、岐阜や滋賀、更には京都や大阪からの玄関口として、いなべ市の成長力を高める道路ネットワーク「東海環状自動車道」。昨年9月、いなべ市内本体工事の着工式が行われました。平成32年度までの全線開通に向け、東員インターチェンジ(以下、IC)・北勢IC(いなべIC)間では順次工事が進められ、北勢IC(いなべIC)・岐阜県境間では用地買収が行われます。 東海環状自動車道へのアクセスを高めるため、市内道路網の整備も進めます。㈱デンソー大安製作所と国道365号をつなぐ市道大井田3区292号線が完成し、㈱トヨタ車体いなべ工場と国道421号いなべ警察署東交差点を結ぶ、延長1.8㎞の市道笠田新田坂東新田線は、平成29年度の完成を目指し7割ほどの工事が進んでいます。今年度は笠田大溜付近の工事に着手します。市道丹生川久下2区119号線は、国道365号と旧国道306号間を青川右岸沿に走る延長1.3㎞の道路です。国道365号から青川峡キャンピングパークへのアクセスの向上を図り、平成30年度の完成を目指し、今年度は用地の確保を進めます。2-2 【地域の生活道路】 日常生活をより便利に、より快適に。安全・安心の確保に向けて、市単独道路改良事業を進めます。員弁地区防災拠点(旧員弁高校跡)と計画中の県道四日市員弁線を結ぶ(仮称)市道楚原中央線は、天白神社までの110mの区間を今年度から2年かけて整備します。 また、笠間保育園への送迎や、通勤・通学で三岐鉄道大安駅利用者が使う市道江丸線については、狭小区間800mを拡幅するため、今年度は測量調査を行います。自転車や歩行者の安全を守るため、国の補助金を活用して2つの路線の自歩道整備を昨年度から行っています。いなべ総合学園高等学校前を走る市道西方上笠田線は、同校東から県道大泉・多度線までの1.7㎞、イオン大安店の西側を走る市道大安東部線は、同店南から宇賀川までの2.9㎞。今年度は両線ともに用地買収を進めます。2-3 【道路橋梁の安全点検】 橋も道も人の体と同様に定期健診により、傷んだ箇所を早期発見し修繕することが大事です。安心して長く使用でき、維持管理のコストの削減にもつながります。このため、国の「防災・安全交付金」を活用し、市道に架かる全橋梁、576橋のうち、これまで未点検の478橋について今年度から点検を始めます。昨年度までの点検で著しい損傷が認められた北勢町鎌田橋については、今年度から2年かけ改修工事を行います。また、市内2車線以上の主要幹線道路の路面状態や道路付属物、落石崩落箇所の点検も進めます。2-4 【自然の恵み 水を守る】 良質でおいしい水を守り、安定的にお届けするには、水源確保や管路の更新が欠かせません。新たな水源地を確保するため、昨年度から始まっ東海環状自動車道建設現場
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