いなべ市|平成25年度 施政方針
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いても保険料を割引くことは法律で禁じられています。健康に対する応援の試みとして、また、阿下喜温泉の宣伝を兼ねて「健診受けて湯かった事業」を始めます。3 豊かな育ちと学びを育む道3-1 放課後の居場所づくり 保護者が昼間、仕事などで留守になる家庭の小学生を預かる放課後児童クラブ。いなべ市では、既に6施設がNPOや保護者らの手により、運営されています。運営経費を、国、県、市がそれぞれ3分の1ずつ負担するなど、社会全体で子育てを支援する施策です。 石榑地区の児童を対象に、大安武道館の一室で行われている放課後児童クラブ「いしぐれっこ」は、近年、定員を上回る入所希望者により待機児童が増加しています。そこで、石榑小学校の北側に隣接する市有地に施設を建設し、待機児童の解消を図ります。また、笠間地区でも統合により空き園舎となる旧笠間第二保育園を利用して、放課後児童クラブが始まります。放課後児童クラブによって、子どもが安全に過ごせる場を確保し、健全育成を図るとともに、働く保護者を支えます。3-2 わかる喜び、学ぶ楽しさ 「いなべの教育」では、安心して学べる学習環境を築くため、学級集団づくりに力を入れています。学級がしっかりしていれば、学ぶ意欲も更に高まり、仲間との関わりを通して自らの可能性を伸ばしていけるからです。そこで重要なのが教職員の指導力です。このため、教育研究所が中心となって一人ひとりの指導力を高めるための研修を実施しています。 また、学級状況などを把握し、不登校やいじめの未然防止、温かな人間関係づくりに活用できる簡単なアンケート(学級満足度Q-U調査)や、全国に先がけ学力調査NRTを実施しています。この分析結果をもとに、学級づくりや授業づくり、教職員の指導力向上など、さまざまな側面から学校を支援し、学力の定着を図ります。学級満足度調査については、今年度から小学校1年生を追加し小中の全ての学年で実施するとともに、学力調査については、小学校では3教科(国語、算数、理科)、中学校では社会科を追加し5教科(国語、数学、英語、理科、社会)で行います。3-3 地域の力で学校を支援 「子どもは地域の宝、地域全体で守り育てる」をスローガンに石榑小学校を支援する取組が、昨年、文部科学大臣表彰を受賞しました。草取りや花壇の管理、登下校の見守りはもちろんのこと、米作りやお茶摘み、酪農体験などを通じて子どもたちの「生きる力」を育む活動が評価されました。 学校と地域の連携は国の教育施策の柱となっています。学校には地域の支えが必要であり、地域にも依頼さえ受ければ労を惜しまない、その道の達人も少なくありません。そこで、今年度は、市内全ての小中学校で、教育活動への支援や学校環境の整備、登下校の安全確保など、学校を多方面から応援するボランティア「学援隊」を募り、地域の力で学校を支える体制づくりを強化します。市民の皆さんの積極的な参加を期待します。3-4 豊かな学びを支える学び舎 「地域に開かれた愛着の持てる学校、生徒が通いたくなる交流と自立が生まれる校舎」昨年から始まった大安中学校の建設理念です。建設工事は順調に進み、7月末には校舎が完成、夏休みを利用して引越しを行います。8月からは旧校舎の解体と外構工事が始まり、年度末には終了する予定です。また、員弁東小学校では校舎に続き、プールの改築を行います。今年の夏が終われば解体し、来年夏までに最新のプールが登場します。 これで全ての小中学校で耐震工事が完了します。しかし、耐震化が完了していても、建設後30年以上が経過している校舎については、順次、屋上防水などの管理が必要となっています。そこで、防水工事に合わせて太陽光パネルを設置し、二酸化炭素の排出や電力需要を削減し、環境教育につなげます。3-5 ラジオ体操で交流を育む 夏休みの風物詩ラジオ体操、リズミカルな音楽に合わせて元気よく体操をした経験を皆さんお持ちかと思います。昨年、ラジオ体操の効果をまとめた「大人のラジオ体操」が50万部を超えるベストセラーになるなど、体操の心と体に与える効果が見直され注目を浴びています。地域の方の協力で行った田植え地域の方の協力で行った田植え地域の方の協力で行った田植え2月に完成した東小学校校舎2月に完成した東小学校校舎2月に完成した東小学校校舎山郷小学校入学式山郷小学校入学式山郷小学校入学式員弁中学校卒業式後に…員弁中学校卒業式後に…員弁中学校卒業式後に…

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