いなべ市|平成24年度 施政方針
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員弁庁舎 広報秘書課74-5802問T74-5821F田を活用して牛の放牧の実証実験を行います。5 創る力5-1 〈ブランドを創る〉 「いなべの魅力は?」と尋ねられたとき、皆さんはどの様に答えますか? 藤原岳や竜ヶ岳などの豊かな自然、青川峡キャンピングパークや農業公園などのアウトドア施設、お茶などの特産品、その他、枚挙にいとまがありませんが、品質の高い行政サービスも魅力の一つです。昨年、いなべの魅力をPRする新たなツールが誕生しました。それは「いなべブランド情報館」です。「こんにちは赤ちゃん訪問事業」や「元気づくり推進事業」など、高い評価を得ている21の市役所のサービスを掲載しています。今年度は新たに、いなべ市が誇るブランド事業を三重テレビと共同で番組を制作し、放映するとともに、放送後はプロモーションビデオとしても活用し、宣伝事業を始めます。また、昨年、観光協会が発足し、観光のホームページもスタートしました。今年は市内を巡る観光ルートの開発にも力を入れ、魅力満載のいなべを創ります。5-2 〈若手企業人との交流で魅力を創る〉 大手民間企業の若手社員を受け入れ、「いなべブランド」の発信や交流人口の増加を目指します。総務省の「若手企業人地域交流プログラム」を活用し、ブランドの発掘発信やツーリズムなどに、民間人の新たな発想や技能を取り入れ、いなべの魅力を創ります。5-3 〈新エネルギーを創る〉 地域に潜む新エネルギー、小水力発電を創ります。谷間から勢いよく流れ出る川や水量豊富な農業用水が多くあるいなべ市は、水力発電の潜在力が高いといえます。環境省は、3万キロワット未満の小水力の発電力は原発15基にあたる1,500万キロワットの潜在力があるとしています。 そこで、水の秘めた力を活用する「小水力発電コンテスト」を(株)デンソーと共催して開催します。これは、東海地域の高専や大学の学生が市内の河川をフィールドとして水車の仕組みやデザインなどを競うもので、青少年の健全育成とともに、環境にやさしい企業(株)デンソーの社会貢献活動の催しです。5-4 〈確かな安全対策で信頼を創る〉 いなべ市役所は県下の市町で初めて、職員一人ひとりに名札型の個人認証カードを配布します。これにより、庁舎内の印刷機は職員カードをかざさない限り作動しなくなり、一層の安全対策の強化になるものと考えます。また、個人情報に関わる文書については、一般ゴミと同様の焼却処理から個別の溶融処理に変更し、情報の流出を確実に防ぎます。5-5 〈職員力の向上〉 行政サービスの品質を向上させ、市民の皆さんの満足度を高めていくには、職員力の向上が欠かせません。職員力とは、市民の皆さんと共感できる力、挑戦する力、行動する力、発信する力、そして地域の力が最大限に発揮されるようコーディネートする力です。 いなべ市は職員を人財、人の財産として様々な研修や人事評価などを活用し人材育成に努めています。また、年齢、役職に関係なく新たな事業への挑戦を積極的に支援し、やり甲斐、働き甲斐の醸成を図っています。今後とも、市民満足度の向上に直結する職員力の向上に努めます。5-6 〈新たな社会貢献のカタチ〉 社会人が仕事を通じて培った知識やスキルを活かした新たなボランティア活動が広がり始め注目されています。「プロボノ」と呼ばれる新しい社会貢献のかたちです。若者を中心に、社会貢献活動に自分のスキルを活かし、やりがいを求めていることが広がりの要因と言われています。 いなべ市役所の職員の9割は、何らかの社会貢献活動に取り組んでいます。地域づくりのプロが取り組む活動は、まさしく「プロボノ」と言えそうです。市民の皆さんの間にも「プロボノ」が広がり、これが『市民が主役のまちづくり』につながることを期待します。5-7 〈いなべの力〉 いなべ市は、安全で安心して暮らせる社会、いきいきと元気あふれる地域、そして一人ひとりが認め合い支え合って暮らすまちを目指します。それは愛着と誇りを持てるまちでもあります。つなぐ力、支える力、育む力、拓く力、創る力、「いなべの力」を結集して、『市民が主役のまちづくり』を進めることで実現していきます。田畑の水路を活用した小水力発電装置田畑の水路を活用した小水力発電装置8

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