いなべ市|平成24年度 施政方針
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ゴミの市内処理化、つまり、あじさいクリーンセンターでの処理の検討を始めます。3 育む力3-1 〈保育園の耐震化〉 笠間第2保育園は建設後36年が経過し老朽化が著しく、耐震構造になっていません。また、園児もピーク時の半数になっています。そこで、笠間第1、第2保育園を統合して笠間小学校の隣に新しい園舎を今年度建設し、平成25年4月より笠間保育園として再出発したいと考えます。 また、十社保育所と阿下喜保育所も老朽化と園児数の減少が著しく、統合し新たに(仮称)北勢保育所を建設するため、今年度は、用地の購入と園舎の設計を行います。3-2 〈おじいさん、おばあさんの知恵で育む〉 核家族化や地域のつながりの希薄化が進み、子どもが地域の大人の中で育つ環境が少なくなっています。竹馬やお手玉など、おじいさん、おばあさんが子どもの頃に遊んだ知恵も伝承されにくくなりました。そこで、親子で楽しく遊べるおもちゃ作りを教わり伝える「子育て遊具の開発ネットワーク事業」を始めます。子育て支援センターで活躍されているボランティア「子育て応援団」を通じて若い世代への手作りおもちゃの伝承と世代を越えた交流が広がることを期待します。3-3 〈個性を育む発達支援〉 発達障害を含め気にかかる子どもへの対応は、できるだけ早期に発見し支援を行うことが重要です。そして、支援が途切れないよう教育から就労まで一貫した支援を調整し、相談、指導、訓練のできる専門職の育成が不可欠です。そこで、「チャイルドサポート事業」を進める発達支援課に、あすなろ学園で研修を終了した職員1名と、臨床心理士を1名新たに配置します。 また、子育てに不安がある家庭へ、育児支援を行なう「養育支援訪問事業」を実施するとともに、急な事情により家庭での養育が一時的に困難になった児童を保護する「短期入所生活援助事業」を実施して子育て家庭を支援します。3-4 〈地域で育むコミュニティスクール〉 休日などに子どもたちが、安全で安心して健やかに育まれるよう、地域の皆さんの支援を得ながら、学習やスポーツ、文化活動などを行うのが「放課後子ども教室推進事業」です。員弁コミュニティプラザにある「いなべコミュニティスクール」では、和楽器などの伝統文化教室、ものづくり体験教室が子どもたちに大人気です。平成21年にはその取り組みが評価され、文部科学省の「放課後子ども教室推進表彰」を受賞しました。今年度は、北勢地区に新たに「北勢子ども教室」を開設して、子どもが安心して過ごせる居場所づくりを進めます。3-5 〈授業力、生活指導力の向上〉 子どもたちの学力向上に向けて、市独自の学力調査(NRT)や学級満足度調査(Q-U)を実施し、その結果を教職員の指導力の向上や授業づくりに反映させます。学力向上特別指導員の学校への派遣や、教育研究所や教育研究会が連携して教育の実践支援を行うことにより、教職員の授業力を高めます。 さらに、専門知識と経験を有する地域の人材を生徒指導特別指導員として配置することにより、いじめや暴力行為などの問題行動への対応や、児童生徒の登下校や地域での安全確保を行います。これにより、家庭や地域と一体となって安心して学べる学級、学校づくりを目指します。3-6 〈いなべの心を育む郷育〉 生きる力を育み一人ひとりが未来を切り拓ける教育が求められています。いなべの自然や文化など、地域資源を活用した実践的な教育を地域住民の支援により行い、生きる力を身につける「いなべの教育」を進めます。い笠間第2保育園笠間第2保育園笠間第1保育園笠間第1保育園いもだんご作り(子育て支援センター つくしんぼ)いもだんご作り(子育て支援センター つくしんぼ)完成したばかりの社会科副読本完成したばかりの社会科副読本6

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