いなべ市|平成26年度 施政方針
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102014.5 Linkが求められています。いなべ市においても子どもたちの「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」を育み、いなべの教育を実践していくため、土曜日の教育活動を試みます。 放課後児童クラブは、放課後の児童の居場所として市内に7箇所、公設民営により運営されています。今年度は、阿下喜、十社校区の児童を対象とした(仮称)阿下喜放課後児童クラブを北勢中学校体育館の西隣に建設し、平成28年度からの運営を目指します。3-6 【スポーツの力】  「私がここにいるのはスポーツに救われたからです」。東京五輪の開催が決まったIOC総会のプレゼンテーション。右足を失いながら陸上選手として再起した佐藤真海さんが、満面の笑顔で「スポーツの力」を訴えました。    いなべ市では、子どもたちがトップアスリートと一緒にスポーツを体験することで、スポーツの面白さや奥深さを学ぶ「スポーツ・ゲームズ」を開催しています。今年度はスポーツ医学の専門家でトップアスリートのトレーナーとして活躍している土井龍雄さんと、トップアスリートによる指導者向けの研修会「いなべJrスポーツ指導員セミナー」を新たに開催します。いなべ市は「スポーツの力」で子どもたちの夢を育みます。3-7 【スポーツ施設のかたち】  2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け日本中が動き出しました。三重県も各国代表の事前キャンプなど、五輪関連事業の誘致を進めています。オリンピックを挟み三重県では、平成30年(2018年)に高校総体が、平成33年(2021年)には国体が開催され、いなべ市も両大会のハンドボール会場の候補地となっています。 スポーツによる一大ムーブメントが到来するなか、いなべ市では員弁運動公園周辺を中心としたスポーツ拠点の整備に向け基本構想を描きます。この構想は運動公園内の各施設の有効活用を図りながら、総合的なスポーツ拠点の整備計画を策定するものです。その中の員弁運動公園体育館や員弁老人福祉センターは、老朽化が進んでいます。現体育館のリニューアル工事を進めるとともに、全国規模の競技ができ、高齢者や障がい者も集えるスポーツアリーナの建設を計画します。4 魅力ある食の姿かたち4-1 【農業の担い手】 40年以上続いてきたコメの生産調整、いわゆる減反が、平成30年度を目途に廃止される予定です。また、洪水の防止や農村文化の継承など農地の多面的機能に着目し、農地を守る活動などに補助金を支払う「日本型直接支払制度」の創設や、転作補助金の拡充が検討されています。 いなべ市は、引き続き集落営農への支援を継続するとともに、意欲ある農業者の営農環境の整備を図るため、農地集積や青年新規就農者の育成を進めます。また、多面的機能支払交付金事業や中山間地域等直接支払交付金事業を通じて農業生産活動を継続支援します。農村基盤整備については、老朽化した農業用施設などの補修・改良工事を進めるとともに、近年激しさを増すゲリラ豪雨による被害への対応も着実に実施します。4-2 【獣害対策の強化】 一向に収まらないサルやシカ、イノシシなど野生鳥獣による被害。丹精こめて栽培した作物が被害に遭い、農家の生産意欲の低下が懸念されます。そこで今年度は獣害対策を更に強化します。自治会などが有害鳥獣捕獲用檻を作製する場合の補助率を、50%から90%に拡充するとともに、猟友会に委託していた駆除を個人にも拡大し、地域住民自らが捕獲活動に取り組める、獣害に強い集落づくりを進めます。4-3 【いなべを食す】  飲食店や農産物直売所などで、「いなべを食す」と書かれた赤いのぼりをご覧になったことはありますか?地元産品を積極的に使用し販売するお店「いなべ産品使用宣言店」の目印です。いなべ産品の利用拡大と地産地消を進める三重県初の取組で、52店舗がすでに登録されています。宣言店には、のぼりの他にメニューボードや登録証、ステッカーを配布し、「地元の食材を使用しているお店」として一目でわかるようなPRに努めてもらっています。また、いなべ市ホームページでは、各お店を紹介するとともに、いなべ市地域情報番組「いなべ10」でも受け継がれる農村風景と文化平成26年度 施政方針

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