いなべ市|平成26年度 施政方針
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42014.5 Linkいなべのかたち 新庁舎の建設と併せて、旧庁舎や文化・体育施設、学校などの整備も計画的に行います。 藤原町の5つの小学校を統合する(仮称)藤原小学校の整備、阿下喜と十社保育所を統合する(仮称)北勢保育所の建設、三重国体を見据えたスポーツアリーナの建設、図書館や博物館の整備、インターへのアクセス道路や安全・安心を高める歩道の整備なども計画的に進めます。 これらの事業により、平成30年には、新たな「いなべのかたち」が出来上がるものと思います。この “かたち”創りを今年度から始めます。新庁舎の建設 いなべ市の4つの庁舎を統合し、新しい庁舎の建設を進めます。もちろん、旧町毎に支所は残します。各庁舎は建設して30~40年経過しており老朽化が進んでいます。庁舎として使用するには近い将来、大規模な改修か建て替えの必要性に迫られています。しかし、今のまま4庁舎を建て替えようとしても国からの補助はありません。合併特例債を使うには統合が必要です。 新庁舎は地域の歴史や文化を活かしながら、いなべに誇りと愛着を持ち、安心して暮らせるまちの要です。単なるオフィスではなく、観光や防災などまちづくりの観点から考える必要があります。地理的にいなべの中心であり、かつ、大規模な災害に遭っても、被災しない場所でなければなりません。東日本大震災で市役所の被災を免れた大船渡市は復興がいち早く進み、役所が壊滅した町は、遅々として進みませんでした。また、万が一被災したときには、いち早く県内外からの支援を受けられるよう、幹線道路が集まりアクセスの容易な場所であることも重要です。 これらの要件を満たす唯一の場所が北勢町阿下喜地区です。中でも、東海環状自動車道と各国道が交わり高台に位置する、いなべ市斎場周辺が最も相応しい建設場所だといえます。合併特例債が活用できる平成30年度までの完成を目標に、いなべの力を結集して整備を進めていきたいと思います。皆さまのご理解とご協力をお願いします。老朽化が進む市役所の庁舎(左上:員弁庁舎、右上:大安庁舎、左下:北勢庁舎、右下:藤原庁舎)平成26年度 施政方針

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